日本で今かなり盛り上がっています、違法ダウンロードの刑事罰化の問題。
随分長々と議論がなされた末に、先日一部の刑事罰化が決定となりましたが、少し離れて
海の向こう、スイスではなかなか衝撃的な決定となっているのをご存知でしょうか?
詳細は以下から..............
まあかなり話題として盛り上がったので知っている人がほとんどかもですが......
スイスって、私的利用に限って非正規ダウンロードを認めているんです。
ちなみにこれが決定されたのは、去年の12月頃の話。
スイス政府は
「これまで記録メディアに新たな技術が誕生する度、都度『不正使用』されてきた。これは進歩に対して支払う対価なのである。新技術をアドバンテージとして活かせる人が勝者となり、この進歩に取り残されて旧来のビジネスモデルに従い続ける人は敗者となる」
と発表しています。
要するに、非正規ダウンロードのせいでビジネス失敗する人はさようならってこと。
この決定を出した背景には、スイスのネットを介した音楽市場のシェアが少ない
ことなども挙げられますが、きっとスイスは「違法ダウンロード刑事罰化」が
そのような問題に対する解決策にはならないというのがわかっていたのでしょう。
また、非正規ダウンロードを取り締まること自体が基本的に"オープンなもの"である
ネットの考えに背くものであって、国がそれを規制することは間違っているという
考え方もあったようです。
違法ダウンロードに関しては、いろんな考え方が賛成側にも反対側にもあるようですが....
では一体どんな方法が、この問題を解決へと導いてくれるのでしょう?
残念ながらその答えは、僕は知りません。当然ですが。
ちょっと考えただけでわかったら、こんな大事にはならないのでしょうしね。
ただスイスのような思い切った決断も、一種の解決策となりうるのかもしれません。
非正規のダウンロードを国が管理するのではなく、それに企業や配信者が個人で
対応できる環境を作らなければ、どうにもなりません。
つまり、お金を払った人限定公開にするからいけないのであって、元々フリーで
配ってしまえば、誰も嫌な顔をしなくて済むんではないか?ということ。
いやそれじゃお金が稼げないじゃないかって思われると思いますが、そうじゃない
んです。稼ぎたいならもっと違う手法でやらなきゃ駄目なんですよ。
僕は別段違法ダウンロード刑事罰化反対というわけではありません。
だって一応、現状では配信者は非正規にダウンロードされることを望んでいないの
ですから。相手がいやがることをするのはよくないでしょう。
そのとき、自分がそれを止めるべきなのか、相手がそもそもその手段を使わなければ
よいのか.....あなたならどう思いますか?
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